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糖尿病神経障害に負けない!

2型糖尿病で糖尿病神経障害がある女性患者のブログです。

糖尿病神経障害のある患者はコーヒーを飲んでも大丈夫?

糖尿病神経障害でもコーヒーは飲んでよいか

糖尿病神経障害の患者はコーヒーを飲んでもいい?

糖尿病とコーヒーの関係についてはいろいろ言われていますが、日本人約5万6,000人を対象とした研究で、コーヒーを1日3〜4杯飲む人はほとんど飲まない人に比べて2型糖尿病を発症するリスクが男性で17%、女性で38%低下することが分かったそうです。

カフェインには交感神経を刺激する作用があり、コーヒーを飲んだ直後には血圧値や血糖値が上昇するとされます。

しかし、私はブラックコーヒーで血糖値が上昇したことは1度もありません。「フリースタイルリブレ」で血糖の変動をずっと見ていたので間違いはないです。

 

 

以前NHKでも放送していましたが、カフェインを代謝する速度には遺伝子の違いによって個人差があるそうです。

カフェインを代謝する速度が速い人は、コーヒーの持つ「健康への良い効果」だけを享受できるんだとか。

カフェインによる悪影響を受けにくいタイプの方であれば、糖尿病であってもブラックコーヒーは問題ないと思われます。しかし糖尿病神経障害がある場合はどうでしょうか?

適量のコーヒーが糖尿病自律神経障害を改善する可能性

発症してから5年以上の1型糖尿病患者さんたちと健康なボランティアにカフェイン(コーヒー2~3杯分に相当する量)を与えてその効果を見る研究が行われました。

その結果、糖尿病患者と健康な方の両方で自律神経機能が改善され、定期的に定期量のカフェインを摂取することで心血管イベントのリスクが減る可能性が示されました。

運動前にコーヒー を飲むことで、糖代謝に影響なく運動 の脂質代謝・エネルギー代謝改善効果を より高め、その効果は運動終了後もしばらく続くので特に2型糖尿病患者には良いかもしれません。

 

 

ただし「一般的な成人の場合、カフェイン摂取量が1日400mg以上を超えると、健康障害が起こるおそれがある」という報告もあります。これはコーヒー4~5杯以上に相当する量です。

言うまでもありませんが、砂糖入りのコーヒーは良い効果よりも悪い効果の方が上回ってしまいますから糖尿病患者さんは避けるべきですね。

またカフェインと大量の糖質を含んだ「エナジードリンク」の飲み過ぎで亡くなる方もいらっしゃいます。飲み過ぎには気を付けなければ!    

飲み過ぎないように適量を…

タバコやお酒が糖尿病神経障害を悪化させるということは多くの医療サイトでも書かれていますし、血糖コントロールをするためには糖質の摂り過ぎも明らかに良くありません。

しかし「ブラックコーヒーが糖尿病神経障害を悪化させるので飲んではいけません」という情報は特に見つけることができませんでした。

糖尿病神経障害のあるラットに3種類のポリフェノール(クロロゲン酸、ルテオリン、クルクミン)を投与した結果、良い結果が得られたそうです。

クロロゲン酸はコーヒーに含まれるポリフェノールで、ルテオリンはセロリやブロッコリーなど、クルクミンはウコンなどに含まれています。

 

 

まぁネズミの実験ですし、「劇的に効果があります!」って事はないと思いますが、少なくとも常識の範囲内でのブラックコーヒー摂取が糖尿病神経障害に悪影響を与えるわけではなさそう。

カフェインで体調が悪化しやすい体質の方はカフェインなしのコーヒーを選ぶといいでしょう。カフェインが平気な方も1日2~3杯ぐらいにしておいたほうが安全かもしれませんね。

もちろん、他に何か病気があって医師からカフェインを控えるように指示されている方はその指示をきちんと守りましょう!