高血糖性ニューロパチーとは?
糖尿病性神経障害(糖尿病性ニューロパチー)は糖尿病の合併症の中でも最も頻度が高く、早いうちから出てくると言われています。
糖尿病で血糖値が高い状態が慢性的に続くと、ソルビトール(糖アルコールの一種、甘味料や食品添加物として使われている)が神経細胞に蓄積して神経に害を与えます。
また高血糖により細い血管が詰まって血流が悪くなり、神経細胞の活動に必要な酸素や栄養が行き渡らなくなることなどによっても神経障害が起こると考えられています。
糖尿病神経障害は高血糖によって神経や血管が少しずつ傷んでいく病気とも言えるわけですが、そういうゆっくりした慢性的な変化とはちょっと違う神経障害があるのをご存じですか?
「高血糖性ニューロパチー」は、未治療だったり治療を中断していた糖尿病患者が著しい高血糖状態になった時、手足の異常な感覚、しびれ、痛み、筋肉のけいれんなどが一時的にに出現するものだそうです。
これは血糖値の正常化とともに比較的すみやかに消えるそうです。私が5年ちょい前に入院して糖尿病の治療を始める少し前に足がしびれていたのはこの「高血糖性ニューロパチー」だったのでしょうか??
今回は、高血糖による一時的な糖尿病神経障害「高血糖性ニューロパチー」について考えてみようと思います。