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糖尿病神経障害に負けない!

2型糖尿病で糖尿病神経障害がある女性患者のブログです。

2型糖尿病の私の糖尿病神経障害の体験です。

妊娠糖尿病のあと何年もそのままで…

私は20代の頃に2度子供を授かりましたが、2度とも妊娠糖尿病になりました(2度目は血糖値が高かったのでただの妊娠糖尿病ではなく「妊娠中の明らかな糖尿病」だった可能性もあります)。

産後は経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)でギリギリ正常値が出たので「カロリーに気を付けてね」としか言われず、定期的に内科に検査を受けに来るようにという指示もありませんでした。

そのためスポーツジムに通ったり、昔からずっと継続していた玄米食や脂質制限をそのまま続けたりしていました。

ところが産後7年ほど経った頃からなんとなく喉が渇いたり夜中にお手洗いに起きるなどの異変を感じ始めていました。

 

 

当時はスポーツクラブで数年ぶりにパートを再開したばかりだったので「運動するから喉が渇くのかな?」と思ったりしました。

研修の一環で自分の血圧を測定した時に高めだったのは緊張のせいだと思いましたし、安静時心拍数が120もあったりしたのは「最近あまり運動をしていなかったっけ?」と思ってしまったのです?

実はこれ「安静時頻脈」といって糖尿病神経障害の症状のひとつだったんですよね…ジムの上司も「ああ、たまにこういう人がいるんだよねー」と言っただけでそれ以上はご存じないようでした。

冬が来てなんとなく足の指先がしびれるような気がしましたが「寒いからしもやけになったのかしら…」と思っていました。

糖尿病の自覚症状は出ていたのにそのままスルーしちゃったわけですが、すぐに病院へ行けばよかったんですけどね…

糖尿病性ケトアシドーシスで入院して糖尿病神経障害が発覚!

お正月気分がまだ抜けないある日、私は家族の風邪(またはインフルエンザかも…全員39度以上の高熱が出たので)がうつって寝込んでおりました。

風邪だからと肉などは避け、うどん・みかん・ヤクルトなど口当たりの良い糖質の食品だけを少しずつ食べていたのですが、体調はどんどん悪化して数日間で4キロも体重が減りました?

そして嘔吐・腹痛・倦怠感に加えて呼吸まで苦しくなってきたので「これはヤバイ!!」と思い、朝7時過ぎに夫の車で救急外来へ連れて行ってもらったのです。

尿検査・血液検査・腹部CT検査などを受けた後、若い先生が「今までに糖尿病と言われたことはない?(夕べから何も食べないのに)血糖値が475もあるのでこのまま入院してね」と。頭が真っ白になってしまいました?

 

 

後で知ったのですが、この時の私は糖尿病性ケトアシドーシスと言う危険な状態に陥っていたそうです。容体が落ち着いてから糖尿病合併症の検査をいろいろ受けました。

末梢神経障害を調べる「神経伝導速度」という検査は50cm/秒以上が正常だそうですけど、運動神経伝導速度は正中53.6・尺骨57.9という結果でした。

感覚神経伝導速度は正中49.7 ・尺骨45.7でしたので、感覚神経にやや障害ありということでしょうかね…?

そして自律神経障害の検査の「CVR-R(心拍のばらつき具合を調べる)」では正常値3~5のところ1.55と「かなり悪いね」と言われてしまいました。

 

今は激しい運動を避けてゆったり暮らしています

 

私はもともとスポーツジムのスタッフとして働いていたので、飛んだり跳ねたり強度の高い運動ばかりを好んで行っていました。

しかし自律神経障害があると運動は「軽い運動」程度にとどめておいたほうが安全だそうなので昔のようなハードな運動はもう行っていません。

足の指先のしびれ・右目の眼振・安静時頻脈などの自覚症状は治療を開始してから1年以内にすべてなくなりました。少しは神経障害が改善しているのかもしれません。

あれから5年以上経ちますが、今のところなんとか元気に暮らせております。糖尿病網膜症糖尿病腎症もあるので悩みは尽きないわけですけど・・少しでも良くなるようにみんなで頑張りましょうね。