MENU

糖尿病神経障害に負けない!

2型糖尿病で糖尿病神経障害がある女性患者のブログです。

歩くと脚が痛くなるのは糖尿病神経障害のせい?

歩くと足が痛くなる糖尿病患者

なぜしょっちゅうあしがつるの?

糖尿病のあなたは、歩いていて脚が痛いと感じたことはありませんか?私は糖尿病と診断された最初の年、長い距離を歩くと突然ふくらはぎや太ももの前がつって激痛を感じることがありました。

脚のどこかがつるのは、ある種のビタミンやミネラル不足や水分不足、運動不足などいろいろな原因が考えられるそうです。

しかし糖尿病患者の場合は「血流が悪くなっている」ことと「糖尿病神経障害があること」が原因でつりやすいんですって。

長期間の高血糖によって障害を受けた神経が、筋肉に異常な信号を送り、過剰に筋肉が収縮して脚がつる、つまり「こむら返り」が起こると考えられています。

 

 

またマグネシウムが不足しているとこむら返りが起きやすいのはわりと有名な話で、2型糖尿病患者は健康な方と比べて血中マグネシウムが少なくなっている人が多いそうです。

このごろ私の脚が全然つらないのは、マグネシウムサプリメントを飲んでいるせいなのか、それとも糖尿病神経障害や血液循環が改善したせいなのかは分かりません。

あ、糖尿病と分かって入院した時の検査で「脚の血管の詰まりは今のところないです」と言われたので、やっぱり原因はマグネシウム不足または糖尿病神経障害かも💦

しかし、糖尿病患者の脚が痛くなるのは「こむら返り」だけではないようです。他にもいろいろな「脚の痛み」があります。

 

間欠性跛行(かんけつせいはこう)とは?

間欠性跛行(かんけつせいはこう)とは、しばらく歩くと脚がしびれたり痛くなり、少し休むとまた歩けるようになる症状のことです。

原因は主に加齢などにより背骨が変形し背骨の神経が圧迫され痛みが生じる場合と、糖尿病などで脚の血管に動脈硬化が起こって血液の流れが悪くなることが考えられるそうです。

歩くときは脚の筋肉は安静にしている時よりも10~20倍もの血液を必要としますが、血流が悪いと筋肉に血液と酸素が十分にいきわたらず、筋肉が酸素不足になるせいで脚が痛くなるんですって💦

糖尿病が原因の場合は、まず間欠性跛行が起こる前にしびれや冷えを感じるようになることが多いようです。

 

閉塞性動脈硬化症 ↑姉妹ブログの記事『あなたの足は大丈夫?糖尿病患者に多い【閉塞性動脈硬化症】とは』より

 

上のマンガの中では「足」という言葉を使いましたが、「足」は靴で覆われる部分を指すことが多いので「脚」「下肢」のほうがいいかも💦

間欠性跛行が加齢のせいなのか糖尿病のせいなのか、それとも合併しているのか…診断は病院で医師にお願いしましょう。

原因がはっきりすれば、治療法はいろいろあるようです。糖尿病などが原因で脚の血管が詰まっている場合、軽症の場合はまず飲み薬を使用するそうですよ。

 

糖尿病神経障害が原因で脚が痛い場合

糖尿病神経障害によって脚が痛む場合、安静にしていても痛くて眠れないということもあるそうです。先ほど書いた間欠性跛行は、歩くと痛みますが休むと痛くなくなる点が異なります。

ただ神経障害の場合は脚が痛くなりますが、あまりにも進行してしまうと脚の血管が詰まっていても歩行時に痛みを感じないために発見が遅れてしまうこともあるそう💦

糖尿病と診断されてから10年ぐらい経った患者さんの47%に糖尿病神経障害があり、そのうち59.7%に痛みなどの症状があるそうです。これはかなり高い数字ですよね。

 

女医さん

 

今のところまだ「この薬さえ飲めば糖尿病神経障害が完治します」といったすごい薬はありませんけど、まず血糖コントロールと禁酒・禁煙が大事なんですって。

そして痛みを緩和させる薬は色々あるので、主治医と相談して慎重に使用しましょう。私は痛みなどの自覚症状は今はありませんが、自律神経障害があると5年前に言われています。改善していると思うのですが…

また自律神経障害がある場合、運動によって不整脈や心不全が起きたり、運動中・後に血糖値が低くなっても自覚症状が現れず急に低血糖の意識障害を起こしたりすることがあるので必ず主治医に相談して運動制限を守ってくださいね!